きっと役立つ情報 PR

【完全版】仮歌バイトの始め方から必要機材、仕事の流れまで【経験者が語る】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

仮歌ボーカルってご存知ですか?
このお仕事、歌が上手くなるのに最高の環境だと僕は考えていて、本気思考の生徒さんには絶賛薦めております!

「歌うことが仕事になったらいいなぁ〜」とか思いません?
しかも、この仕事はネットで完結できるから在宅として今のご時世と相性がバッチリです!

ってなわけで、
今回は準備〜募集〜納品までの一連の流れをまとめてみました〜
僕自身、過去に年間200曲程納品した経験があるのでお役に立てると思いますー

今日の歌ゼミ

①仮歌ボーカルってなに?
②仮歌の仕事に必要な歌唱力は?
③仮歌のギャラ・相場はどのくらい?
④仮歌の仕事に必要な機材と予算
⑤仮歌のバイトの始め方(準備)
⑥仮歌のバイトの探し方・募集方法
⑦仮歌の依頼・注文内容は?
⑧質問回答コーナー

仮歌ボーカルって何?

簡単に言うと、
作曲家さんが作ったメロディーを代わりに歌う仕事(バイト・副業)です。

歌が得意な作曲家さんだったら自分で歌われますが、聞いた話だと苦手な方が多いみたいです。
だから代わりに歌ってくれる「歌の上手い人」が必要になるわけですな〜
それが仮歌ボーカルという存在!

実際に、
歌が上手い人が歌った方がコンペの採用率が高いらしいですよー
コンペの中にはシンセメロ(電子音)やボカロをNGにしてるものも多いですしね〜

仮歌ボーカルの仕事で歌が上手くなる

仮歌ボーカルの仕事をしてると歌が上手くなります!

「このアーティストさん風に歌ってください」という注文や、自分が今まで歌ったことがないジャンルや、曲調の注文もきます。

その依頼通り歌わないといけないので当然鍛えられます。
ボーカルテクニックも磨かれて、歌い方の引き出しも増えます。

お金をもらいながら、
歌が上手くなれるなんて最高ですよね〜
そういう環境に自分をおくことが大事です!

仮歌ボーカルでチャンスが増える

僕の話です。

依頼先の事務所の方が僕の仮歌テイクを気にいってくれて、そのまま本採用になったこともありました。
他にも僕が歌ったテイクにアーティストの声をのっけて1本のボーカルにしてリリースするって案件もありましたよ〜完成版の歌を聞いたら、ほぼ僕の声だったり(名前を言ったら誰でも知ってるようなビッグネーム笑)
バックコーラスの話とか、お手本ボーカルの依頼とかも。

ってな感じで、
いろんなチャンスや繋がりが出来るという点でもおすすめです!

仮歌の仕事に必要な歌唱力は?

ここで気になってくるのが、
「歌唱力がどれくらい必要か?」という疑問ですよね。

何とも難しい質問です。
明確な基準がないんですよね〜
カラオケの点数が何点あればOKとかじゃない。

簡単な目安を言うとこんな感じかな?

必要な歌唱力の目安
  1. ピッチがちゃんと取れる
  2. リズム感がある(特に重要)
  3. 録音した声が苦しそうじゃない
  4. 音域がそこそこ出る(最近流行ってる曲が歌えるくらい)
  5. 軽くモノマネが出来る

とはいえ、
決めるのは依頼主である職業作家さんなんで、
まず行動してみましょう!
ダメだったら、その時考えましょう!

依頼がきやすい声質・きにくい声質

ちなみに、
歌唱力と同じくらい「声質」が重要です。
依頼が来やすい声質と、依頼が来にくい声質があるんですよね〜

僕の印象としては…

  • 男性は爽やかでクセのない声質
  • 女性は可愛い声質

の方は依頼が来やすいです。
つまりジャニーズ系・アイドル系・アニメ系ですね。
そもそものコンペの数が多いので!

1人1人の声質に需要がある

ただ、
例えばAimerさん的な渋さのある声質の方、優里さん的なノイジーな声質の方はダメか?って言うと全然そういうことではありません!
色んなの声質を求めている作家さんがいます!

僕の生徒さんの話ですが、
ちょっと個性的な声質を持ってる女性の方で、最初は全然依頼がこなく悩んでたんですよね。
ただ募集から2ヶ月くらい経った頃にちゃんときましたよ。
その1件が繋がって、レギュラーで依頼を請けるようになって、少しずつ広がっていきました。

募集をかけても依頼が全然来ないという場合でも、諦めないで根気強く待ってほしいですね!

仮歌のギャラ・相場はどのくらい?

ギャラは歌唱力によってかなり変わってきますよね〜
歌のうまい人は依頼がたくさんくるので強気な値段設定が出来ます。

ちなみに僕の話ですが、
最初は1コーラス3000円で開始して、1年くらいした頃に10000円に上げて、そのあたりから依頼数が増えて対応出来なくなったので価格を上げて調整したって感じです。

最初は様子を見つつ、1曲2,000円〜3,000円くらいからスタートしてみるのがいいのではないでしょうか?

ちなみにこんな感じで、
曲の長さ・納品するパーツ量でも金額が変わってきます!

  • ワンハーフの依頼
  • フルコーラスの依頼
  • メインと別にハモリ込みの依頼
  • 作詞込みの依頼

よく依頼が来るのは、ワンハーフという長さですね〜
Aメロ→Bメロ→サビ→大サビ(Mステみたいな感じ)

仮歌の仕事に必要な機材と予算

「どんな機材を揃えればいいのか?予算は?」って気になりますよね〜
一応僕なりのおすすめ書いときますね。
最低ラインって感じで!

①パソコン

iPhoneやスマホでもできるけど、パソコンの方が良いです。
パソコンのクラスはいわゆるミドルクラスってやつかな。

Windows系か、Appleかですが、これもどちらでもいいでしょう。
僕自身は軽いApple信者なので、お金に余裕があるならMac book proを薦めております。

カラオケに合わせて歌を録音するくらいであれば余裕を持ってミドルクラスくらいのスペックがいいのでは?と。

  • CPUはi5以上
  • メモリは8G以上
  • HDDはSSDだと早くて快適
  • HDDの容量は256GB以上

とか言っても難しいですよね。
古すぎなくて、¥100,000〜¥150,000だったら大丈夫かな!

②インターフェイス

パソコンとマイクを直接繋ぐことは出来ないんですよね〜
そのため二つの仲介役がオーディオインターフェイスです。

個人的にはこれをよくオススメしてます!
なんでこれか?ってのは次のDAWが理由です。

価格:14,000円程度

③DAW(ソフト)

パソコン上で操作するソフトがないと録音はできません。
そのソフトのことをDAW(ディーエーダブリュー・ダウ)って言います。

これは先ほどのスタインバーグのインターフェイスを買うと付いてくるので買う必要はありません!Cubase LEっていう無料なのに優秀な子がお供してきます。

Cubaseは日本で使っている人が多いのでググると情報がいっぱい出てくるんですよ。
だから初心者の方にはスタインバーグをおすすめしてます。

価格:¥0

④コンデンサーマイク

よく見るダイナミックマイクでもいいんですけど、やっぱりコンデンサーマイクの方が綺麗に録音出来るのでこちらを買い揃えましょう。
そもそも、使用機材がダイナミックマイクだと依頼がきにくいと思います。

これが定番です!
金額帯が安い中ではクセが少ないマイク。
歌い手さんだとRODEとか使う人が多いけどちょっと高域にクセがあるかなぁ〜と。

価格:33,000円程度

⑤ポップガード

飛沫がマイクにかからないようにしたり、「バッ」とかの破裂音が入らないようにするものです。
そういうボーカルテイクを納品すると、まず次に繋がらないので。

価格:2,000円程度

⑥マイクスタンド

卓上とスタンドがあります。
立って歌った方がいいと思うのでスタンドで!
あとはブームタイプと、ストレートタイプがありますが、ブームタイプの方が何かと便利かなと思います!

価格:2,000円程度

⑦マイクケーブル

長さは3mから5mあたりがおすすめです!
端子がXLR(キャノン)というやつを購入しましょう!

価格:2,000円程度

⑧ヘッドホン

業界標準はこれですよね〜
ほら、YoutubeのTHE FIRST TAKEでも見るでしょ?

価格:15,000円程度

「ちょっと高いなー」という方はこれかな。
価格:6,000円程度

ちょっと高いけど個人的には、これがオススメです〜
価格:25,000円程度

必要機材のトータル予算

トータルすると6万くらいかな?
「うわっ、高っ!」と思ったかもしれませんが、この6万円はいいお金の使い方だと思いますよ。

例えば、3,000円で依頼を受けて20曲納品したらペイできますよね?
無駄遣いじゃなくて投資です!
それに、マイクやヘッドホンは2〜3年使ってもフリマアプリとかで半値くらいで売れますしね!

仮歌のバイトの始め方(準備)

覚悟が決まって、必要な機材も揃いました。
さて、ここから何をすべきか?に入っていきます!

※ソフトのセットアップ・インストールなどの問題もありますが、今回はその部分は省きますので「Cubase 使い方」などで各自ググったり、こういう本を1冊買って環境を整えてくださいまし!

デモ音源(サンプル)を作ってUP

まずデモ音源、つまりサンプルを作りましょう!
名刺みたいなものです。
クリアな音で録らないと依頼が来ないので、音割れや雑音に注意してレコーディングしてくださいね!

どんな曲を選べばいいですか?

「曲は何がいいでしょうか?」
って質問をよく聞かれます。

僕の意見としては〜

  • バラードとアップテンポを1曲ずつ用意
  • 自分の声質に合っているもの
  • 邦楽1曲、洋楽1曲というアプローチ
  • 男性はジャニーズ系の楽曲
  • 女性ならアニソン系の楽曲

みたいな感じで、
ジャンルで分けたり、色々な素材を用意したりする方が依頼が来る率がアップするかな?って思います。

録った後はどうすればいいですか?

無事に綺麗に録れましたら、
それをネット上にUPしましょう!

あたりがいいんじゃないかな?
「デモはここです」みたいな感じで、URLを貼ってやり取りすることが一般的なので!

やり方が分からない方は、「Youtube 限定公開 方法」とか、「SoundCloud 使い方」とかでググってくださいまし〜

仮歌のバイトの探し方・募集方法

よし!
準備が出来たら早速、仮歌の募集案件を探しましょう!

僕の時はミュージックジョブネットというサイトを利用して、
「仮歌やりまっせー」という募集記事を掲載して、興味を持ってくれた作家さんから連絡頂いて、正式に依頼という流れでした〜

最近の生徒さんを見てるとココナラをよく利用してるようです。
ここに会員登録して「仮歌承ります!」という募集記事を掲載、あとは待つという流れ。
経験上、早い人で3日くらいで初依頼、遅い人で2ヶ月くらいって印象かな。

ココナラで仮歌の仕事を探す

今、見てみたんですけど多いですね笑
ただ、それに圧倒されたり、やる前から諦めず、まずやってみてください!

ちゃんとしてる人には必ずリピートで依頼がきますし、最初の1件が繋がって作家さんからの紹介も多いです!
実際に僕も中盤からは紹介経由での依頼が多かったですし〜

文章は何を書いたらいいの?

基本的には、まわりの方の募集記事を参考にしてもらえばいいと思いますが、
もし僕だったら超丁寧に書きますね。

作家さんの立場としたら、
大事な楽曲に歌を乗っけてくれる人を探してるわけです。
歌唱力はもちろんのこと、「ちゃんと締め切りを守ってるくれるだろうか…」など不安も多いはずです。

だからこそ、
真面目さ・誠実さ・常識力がちゃんと伝わる文章でなくてはいけません。
是非、依頼主さんの気持ちになって文章を推敲してください!

とりあえずこの辺は最低いるでしょ〜

必要な項目
  1. プロフィール(音楽歴など)
  2. 自分の音域(最低音〜最高音)
  3. 使用機材(パソコン・IF・マイク)
  4. 使用DAW
  5. 納期(平日は○日、土日だと○日)
  6. ピッチ修正可能か?
  7. 仮詞対応可能か?
  8. 金額

仮歌ボーカリスト事務所に所属するパターンもある

Youtubeの動画のコメントで一番質問が多かったのがコレですね〜

仮歌ボーカリストとして事務所に所属するパターンもあるようです!
僕は経験がないし、生徒さんから話を聞いたこともないので何とも言えないですが、

「仲介で手数料?的なもの取られるんだろうなぁ〜」とか「僕が作家だったら直接やり取りで探したいなぁ〜」とか考えちゃうので、自分だったら所属しません。

僕は作家さんとの個人でのやり取りがいいかな〜って思います。
あくまで個人の意見ね。

仮歌の依頼・注文内容は?

んじゃ、色々うまくいって無事に依頼が来たとします。
実際の依頼がどんな感じで来るか気になりませんか?

これ経験上、
ほんと人それぞれです笑

メールで来るんですけど、
「不動産の契約書かーい!」ってくらい細かい方もいれば、「友達かーい!」ってくらい適当な方もいます。

大体、
こんな感じの資料が届きます。

どんな感じで依頼がくるかの参考
  1. 歌い方の注文(こんな感じで歌ってくれ、○○風にとか)
  2. カラオケ音源(オーディオファイル)
  3. シンセメロ(オーディオファイル)
  4. シンセメロ(MIDIファイル
  5. ハモリのメロ
  6. 仮詞
  7. 仮仮歌(作家さんが歌詞確認用に歌ったもの)

大体こんな感じのが届くので、
ファイルをCubaseにコピペしてボーカル録り開始です!

困るかもしれない専門用語

知らないとビビってしまう専門用語についても一応触れておきますね〜

「デタラメ英語でお願いできないですか?」

「なんちゃって英語」とも言われます。

要は、
仮詞がないから意味のない適当な英語で歌ってくださいってことですね。
日本語だとそのイメージが付いちゃって、作詞がしにくくなるのでスキャット的なニュアンスでよくこれが使われます。

「サビはダブルでお願いします」

サビだけ同じように歌ったボーカルテイクを2本くださいってことです。

アイドル系はソロじゃなくて、グループのことが多いので、量感を出すためにボーカルテイクを何本か混ぜたりすることが多いんですよね。

「納品は24の48でお願いします」

正確には48kHz/24bitです。
サンプリングレートと、ビットレートという録音の形式です。
写真で言うとこの画質みたいなもんですね。

DAWで新規ファイルを立ち上げる時に設定できるので、知識として頭に入れてれば問題はないです!

仮歌ボーカルに関して質問回答コーナー(Youtubeのコメント欄)

Youtubeのコメント欄で頂いたリアルな声です。
似てる質問ではなくてタイプの違うやつを選んだので、どれかが参考になるといいですが!

Japanese Yen様
サンプル動画用の曲のオケはどのように用意していましたか?

僕は自分でオケ作ったり弾いたりしてました!
今だったらYoutubeのカラオケ動画がめちゃくちゃあるので、それがいいと思います!

うめきちこ様
40オーバーの主婦です。歌のお仕事ってやはり若い人の需要がほとんどでしょうか?仮歌のバイトにはとても興味があります。

う〜ん、どうなんでしょう?
依頼される案件によるでしょうね… ただ、興味があるのであれば実際に飛び込んでみられるのが一番だと思いますよ!

僕は一番大事なことは年齢よりも声では?と思います。
依頼主に喜んでもらえるものを納品することが出来れば年齢はさほど重要ではないのでは?と。

勤勉なきつね様
家で録音できるほどの、大きな音がだせないのですが、どうすればいいでしょうか、、、?
防音室があるといいのだけど、いろんな面で難しいですよね、、、

歌の防音に関しては、こんな動画を作ってるのでよかったら参考にされてみてください!